おはようございます。
ペイントホームズ市原店の倉持です。

本日は、現在進行中の 市原市H様邸 のシーリング打ち替え作業の様子をご紹介します。

外壁のサイディング目地は、建物の防水・気密を守る非常に大切な部分。

ここが劣化してしまうと、雨水の侵入やひび割れの原因になってしまいます。

塗装前の下地処理として、正確で丁寧なシーリング打ち替えは欠かせません。

■ 既存シーリング撤去

カッターで既存のシーリングを丁寧に切り取り、劣化した部分を完全に除去します。

まずは古く硬化したシーリング材を撤去する工程から始まります。

古いゴムのような部分が残っていると、新しく充填したシーリングの密着が悪くなり、早期剥離の原因となるため、根元からしっかり除去することが重要です。

業者の中には「増し打ち」といって、古いシールの上から新しいものを重ねる施工を行うところもありますが、これは耐久性が非常に短く、結果的に再施工が早まってしまいます。

ペイントホームズ市原店では、完全撤去・打ち替えを基本としています。

■ 清掃・下地処理

専用の工具を使い、残った汚れや古い接着剤をしっかり除去します。

既存シーリングを外した後は、接着面の清掃を丁寧に行います。

小さなホコリや旧シール片が残っていると、新しいシールがうまく密着しません。

この工程をしっかり行うことで、後々の剥がれや隙間を防ぎます。

■ プライマー塗布

サッシ周りは特に入念に。防水性を高めるため丁寧に塗り込みます。

プライマーは、シーリング材をしっかりと壁面に密着させるための「接着剤」のような役割を果たします。
この下処理を怠ると、どんなに良い材料を使っても効果が半減してしまいます。

乾燥時間をしっかり確保し、次の工程へ進みます。

新しいシーリング材をしっかり密着させるため、プライマーを刷毛で丁寧に塗り込みます。

この作業を丁寧に行うことで、後々の剥がれや浮きを防ぎ、仕上がりの持ちが大きく変わります

塗装と違い目立たない工程ですが、防水性能を左右する重要なステップです。

■ シーリング充填

均一に、空気を入れないよう注意しながらシール材を打ち込んでいきます。

いよいよ新しいシーリング材を打ち込む工程です。

充填中は、気泡が入らないように慎重に押し出しながら作業します。

温度や湿度によって硬化速度が変わるため、その日の天候に合わせた職人の判断も大切です。

■ ヘラ押さえ・仕上げ

ヘラでならして仕上げます。表面を整えることで密着性と美観を両立。

ヘラで均一に押さえることで、目地の中までシール材を密着させ、見た目も美しく整えます。

サッシ回りなど複雑な形状も多い箇所ですが、丁寧に処理することで仕上がりの精度が大きく変わります。

■ 完成

サッシ周りもきれいに打ち替え完了。これで防水性能がしっかり復活です！

打ち替え後の目地。均一なラインが美しい仕上がりです。

すべての目地の打ち替えが完了しました。

見た目も新築のように整い、外壁全体の防水性・耐久性もぐっと向上しています。

この上から塗装を施すことで、塗膜とシーリングのダブル防水効果が得られ、長期間にわたってお住まいを守ることができます。

■ シーリングの寿命と打ち替えのタイミング

一般的に、サイディングのシーリング材は10年前後で劣化が見られ始めます。

表面が硬化してひび割れたり、隙間ができたりするのが主なサインです。

放置しておくと、外壁の内部に雨水が入り込み、木部や断熱材が傷むこともあります。

打ち替えのベストタイミングは、外壁塗装と同時に行うこと。

足場を組む工事なので、同時施工にすることでコストも抑えられます。

■ 担当：倉持より

ペイントホームズ市原店の倉持です。

本日の施工事例は、現在進行中の市原市H様邸になります。

サイディング、ジョイント部のシール材の打替え作業の写真を掲載していますが、業者様によっては増し打ちで終わらせてしまう所もあるようで、硬くなってしまったシール材(ゴム)は本来の機能を全く発揮しません。

ご自宅の劣化状況が気になる方はお気軽にお問い合わせください。

心よりお待ちしております。

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